激しい運動後は注意!

適度な運動(中強度)か激しい運動(高強度)かによって
免疫力が変動してきます。

*主にNK細胞(natural killer cell)の変動が大きいのですが、
T細胞やマクロファージも多少変動はあるようです。
NK細胞=腫瘍、ウィルス感染細胞を攻撃するのに重要。

運動は健康にいい!!
と思い久しぶりに何時間も、ゼーゼーするまで運動してしまって
数日後に、体調不良なんて方もいるかもしれませんね。

特にまだ体が運動に慣れていない状態だと、
免疫力が下がり風邪や感染症などへのリスクが高まるようです。

「オープンウィンドウ」説とよばれています。

適度な運動をした時は、NK細胞は適度に上昇し、
その後、運動前と変わりないレベルまで戻ります。

しかし
激しい運動(強高度)の運動をした場合、
NK細胞は非常に大きく上昇するのですが、
その後、運動前よりも大きく低下した状態が続きます。
この時の免疫力が一時的に低下しているので、
風邪をひいたり、何らかのウィルスが体内に侵入したり、
体調を崩しやすくなります。

健康のための運動を考えると
推奨されているのは、

中強度レベルの運動
1日20分〜60分
週3日以上
できるだけ長期的に続ける

このような運動を続けていくと、
免疫系の変動が小さくなり、
体への負担が少なく安全です。

日頃運動していない方、
急に無理な運動をするのは、リスクが高いので
気をつけましょう。