親から子へ受け継がれるテロメア
テロメアが遺伝するのかというと、受精した時点で両親のテロメアが遺伝します。両親がもっているテロメアのままの状態で子に受け継がれます。
どちらかというと、女性(母)の遺伝の方が強く受け継がれるようです。
母親がこれまでどのような食生活をして、どのような生活環境にさらされていたか、どのくらいのストレスを抱えていたかによって同じように自動的に胎児に受け継がれます。(不健康な食生活、不健康な生活習慣、長期間のストレスや悩み、不安感、環境などの影響を強く受け継ぐ)
先天性の遺伝性テロメア症候群をもって生まれてきた子供は、極端にテロメアが短くなっています。また一見、何も異常のないように生まれてきた子供でも、両親(主に母親)のテロメアが短ければ子供のテロメアも短い状態です。
*幼少期のトラウマは短いテロメアにも関係しています。
避けられない毒素、環境はしかたないかもしれませんが、少なくとも食生活、生活習慣(睡眠など)は選ぶことができ、変えることができます。
自分次第で変えられること
- 健康的な食生活・・・ホールフードやオメガ3を摂取する、加工食品(超加工食品も)できれば減らす、食品添加物を減らすなど。オメガ3は海苔からも摂取できます。
- 過食をやめる・・・食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎも。
- 良質な睡眠を心ががける・・・食生活やストレスの影響を受けます。
- 活動的になる・・・運動を習慣にする。
- できるだけ多くの時間を自然の中で過ごす。
- 時には、テレビやスマホのスクリーンから離れる。
食生活の影響は人によりますが、15年〜30年くらいで体に現れてきます。また生まれたときからの家庭環境(家族と同じものを食べるので)によっても影響しています。
小さい時、若い時にジャンクフードなどを食べてもあまり変わらず、全然問題ないように思えますが、その影響は蓄積され、十数年後に出てきます。(食に限らず環境も同じです)
なので今現在、食生活を健康的なものにしても、過去の影響が現れるのであまり効果がなく感じたりすることもあると思いますが、
気づいた時から健康的な食生活に変えていくのはとても重要です。早ければ早い方がいいのですが。できるだけ体のために健康的な食生活、自然の中で過ごすということをしていきましょう。