運動不足にならないように。
実は日本人は世界でも座って過ごす時間がとても長いようです。
54カ国の死亡者の3・8%にあたる43万人弱が、毎日、長時間座って過ごす生活習慣によって死亡しているという研究発表もあります。
疲れない体を脳から作るボディハック・鈴木孝佳
座りすぎは過度な塩分摂取やアルコール、タバコと同じまたはそれ以上に体に良くない影響を与えるようです。
座りすぎからつながる、運動不足、刺激不足による身体への影響はとても大きいようです。(刺激過多もよくないですが)
使わない体はどんどんサビていきます。錆びるというか、いらない機能を捨ててしまうということです。動かさない部分は動きが鈍くなりますし、いざ動かそうとしても自分の思うように動かなくなります。
体が動くのは脳からの指示なので、自分でここの部分を動かしたいと思っても思うように動かなくなります。これは脳が体の感覚を見失いつつある状態になります。
*体が迷子になっている=ボディマップが欠けている(ボディーマップ=体の地図)
例えば、腕をまっすぐ平行にあげているつもりでも斜めになっている状態は少し感覚が弱くなっているという感じです。タンスに小指をぶつけたりするときも脳(小脳)が鈍っているときです。
毎日の繰り返しで、脳への刺激が不足すると、ボディマップが更新できずにさらに薄くなっていくようです。ということは、毎日体を動かすことで、脳へ刺激を送ることができますね。
だからと言って何年も運動していない人が急に激しい運動や筋トレで頑張りすぎると怪我をしたり、体調を崩すしやすくなります。
まずは日常生活でいつもより体を意識してみる。
例えば
- 自分の体の部位をいろいろ動かして観察してみる。
- 目を閉じて、腕を肩と垂直に上がっているかどうかなどチェックしてみる。
- 階段を使う。
- 電車でなるべく座らない。
- 毎日一回は外出する。(日光浴も兼ねて=良質な睡眠には必要) 外出する用事がなくても散歩でも、とにかく外に出て歩く。
- 30分、または1時間座ったら一度立って、歩く。家にルームランナーなどがあれば歩いて体をほぐす。管理人は長時間飛行機に乗るときは、1、2時間に一回はトイレまでうろうろ歩いて体をほぐします。(すぐにトイレに行く人のようにみえますけど・・・いいんです。)
- 買い物するときにカートではなくカゴを持つ。(重いものに慣れるため)
- 良質な睡眠のためにカフェインの摂取に気をつける。
- タンパク質もしっかり摂取する。
- できればお風呂につかる。
- 眠くなってきたら寝床につく。(眠くないのに寝室、ベッドに入ると眠れずストレスになる可能性がある)
- 自分なりの眠くなる儀式などをつくる。(ベッドで読書しようとするとすぐに眠くなるなど)ちなみに管理人は電気を暗くすると結構すぐに眠くなります。また人の足のマッサージをしていると自分が寝始めてしまいます。
ということで、運動不足や座り時間が長い人は、なるべく脳に刺激を与えて再び自分の体を思い出させてあげましょう。
動けるときに動く。運動できるときに運動する。運動不足がずっと気になっていたら、きっと体からのメッセージです。